コストで選ぶレーシック

関節リウマチは腰原病のなかでいちばん患者さんが多い病気です。 全国で、約10万人の患者さんがいると推定されています。
関節リウマチの治療の歴史を振り返ってみると、ここ10年ほどで、驚くほどの変化を遂げました。 それは、関節リウマチという病気のもっているいくつかの顔、そのとらえ方の変化といい換えることもできます。
早い段階で患者さんを悩ませる痛みや発熱、関節のこわばりといった表に出てくる症状、その間、関節内で進行している骨の破壊、そして、実はそうしたことがおこってくる背景には免疫のしくみの異常が繰り広げられている、関節リウマチのもつそれぞれの顔のどこに注目して治療を行うか、それが治療戦略の変化につながっています。 1980年代の半ばころまでは、もっぱら患者さんの訴える関節の痛みをとることが治療の主眼となっていました。
治療の主役は、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDS)です。 当時は、関節破壊は十数年の経過を経てからおこってくると考えられていたのです。
ところが、90年代後半になって、相次いで、関節破壊は早期におこっている、それも発症してから2年間のうちに急速に進行するという研究結果が各国から報告されました。 治療は、なるべく早期に抗リウマチ薬(DMARDS)を用いるようになります。
そして、切れ味のよいリウマトレックス(一般名メトトレキサート)という薬が登場してからは、第一選択薬として広く使われるようになってきています。 いわゆるピラミッド方式からステップダウン方式に、治療方針は根本的に方向転換することになりました。
最先端の技術をいかに患者さんに役立てるか。 一方、関節リウマチの自己免疫疾患としての側面についても着実に研究が進んでいます。

その大きな成果のひとつが生物学的製剤を用いた「抗サイトカイン療法」です。 関節内でおこる免疫の異常は、いくつかのサイトカインの過剰発生が原因となっていることが明らかになり、それを標的にした薬が、高度なバイオテクノロジーの技術を応用して開発されたのです。
これらの薬の痛みに対する効果は劇的で、治療の翌日にはすでに痛みがやわらぐほどです。 関節破壊への効果もあり、症例によっては寛解(症状が出なくなり、検査の値も正常となった状態)に至ることも明らかになっていますが、まだ長期の使用例が少ないので、今後の結果が待たれるところです。

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